幕末から明治の変革期の日本と諸外国の情勢を的確に捉えて、
万次郎の果たした役割を、直系の著者による正しい資料に基づいて粉飾なく描き上げています。

 

【目 次】
第1章 難船/第2章 無人島の生活/第3章 ジョン・ハウランド号に救われる/
第4章留守宅のなげき/第5章 ジョン・ハウランド号の捕鯨航海/第6章 フェアヘーブンの生活/
第7章 フランクリン号の捕鯨航路/第8章 カリフォルニアの金山かせぎ/第9章 ホノルルで帰国の準備/
第10章 琉球へ上陸/第11章 鹿児島到着/第12章 長崎奉行の取り調べ/第13章 故郷に帰る/
第14章 黒船来る/第15章 万次郎に通訳させない/第16章 吉田松陰への影響/第17章 公私多忙/
第18章 咸臨丸の航海/第19章 遣米使節のワシントン行き/第20章 咸臨丸の帰航/第21章 国内旅行/
第22章明治維新と万次郎/第23章 万次郎の晩年

 


<著者紹介>
中浜 明(なかはま あきら)

1900(明治33)年1月8日、東京に生まれる ──万次郎の長男東一郎の三男。
麹町区下二番町(現在の千代田区二番町)と神奈川県鎌倉町長谷で育つ。逗子開成中学校、第七高等学校造士館(鹿児島)を経て、京都帝大の哲学科、ついで東京帝大の心理学科に籍を置く。
1928(昭和3)年1月、北海道へ移住。オホーツク沿海の紋別在で農業を生業とする。
1983(昭和58)年10月23日、紋別市にて逝去。

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