
日本童話宝玉集 上巻
日本の情味豊かな説話を神話、伝説、童話の諸方面から選び出した珠玉の名編
=主な内容=
神 話➣夜見の国/闇と光/素盞嗚尊/大国主命とその兄弟/神々の黄昏/海幸山幸…
英雄伝説➣八咫烏/夢殿/羅生門/八幡太郎/鎮西八郎/牛若と弁慶/源氏と平家/曾我兄弟…
諸国物語➣浦島太郎/春山秋山/養老の滝/姨捨山/安達が原/山椒太夫/鉢の木/物臭太郎…
など50話 ≪イメージのわく豊富な画・総ルビ≫
発行:富山房企畫 発売:冨山房インターナショナル
<著者紹介>
楠山正雄(くすやま まさお)
1884(明治17)年、東京銀座生まれ。早稲田大学英文科卒。早稲田文学社、読売新聞社を経て、冨山房に入る。
児童書の編集、百科事典の編集、翻訳、創作、演劇評論を行う。その数は膨大である。1950(昭和25)年、死去。
- 投稿者
- 80歳代・男性
- 購入した動機
- 感想
- 80歳を超えてやっと素晴らしい書物に巡り会えました。温かい血が流れている様です。活字良し、製本良し、内容良し。家族末代まで大切にします。
- 投稿者
- 86歳・女性
- 購入した動機
- 感想
- 久しぶりに良いことがありました。朝日新聞の最新刊の広告に貴社の広告が出ていて懐かしい書名が載っていました。小学校3年生位の時に、病死した母の形見として父が与えてくれた赤い本。戦争を挟んで疎開地にまで持っていったものの気づいた時には失せていました。失せて初めて失ったものの大事さが分かり、大学生になっても主婦になっても心の片隅で「赤い本」を捜していました。長ずるにつれてその思いは募り、作文に書いて楠山りん様(正雄氏の夫人)にお手紙として送り奥様より訪問を許され現物を見せて頂いたり、若気の至りで「どうか再販して下さい」と直訴致しました事もありました。ご子息の一人がおられ「そのつもりはありません」と言われ、掌中から憧れが逃げ去りました。折りある事に幻を追い、あの美しい「赤い本」を忘れる事はありませんでした。長女の夫が古本のオークションで「日本童話宝玉集」の三冊を求めてきてくれました。私は「世界児童宝玉集」を読んでいたので、大変ガッカリしましたが楠山氏の片鱗に触れることが出来ました。この度、立派な復刻版が出来、夢のような嬉しさです。是非、「世界児童宝玉集」を作ってください。是非、お願い致します。