びしょぬれに降られても、雨や水には感謝しなくちゃ!
なぜだかわかるかな?

突然の大雨でびしょぬれになっても、「ありがと~!」と笑顔のユリ子おばちゃん、いったいなぜ? とまどい顔のぼくとわたしに、「雨がふらないと困ること」のさまざまをやさしく説いてゆきます。
水には災害をもたらすたいへんな力があることも、忘れてはなりません。自然の恵みに感謝する心を育みながら、ものごとには両面があることや、バランスの意味を知る――日常のなかに大切な気づきをもたらす、好評「おしゃべりえほん」の第2弾です。

「ゆびのこと、しってる?」はこちら!


<著者・画家紹介>
黒沼ユリ子(くろぬま ゆりこ)
1940年、東京生まれ。ヴァイオリニスト。桐朋学園高校1年で日本音楽コンクール第1位。翌58年チェコに留学。プラハ音楽芸術アカデミー在学中にプラハ現代音楽演奏コンクール第1位。62年に同アカデミーを首席で卒業、メキシコに移住。世界各地で演奏を重ね、2014年帰国。千葉県御宿の「ヴァイオリンの家・日本メキシコ友好の家」を拠点に展示やコンサートなど多彩な活動を展開中。『ゆびのこと、しってる?』に続き、恩師との共作絵本は2作め。

大西三朗(おおにし さぶろう)
1928年、北海道夕張生まれ。50年に渋谷区立笹塚小学校の図工科教師となるや、「児童画公募展」「学校劇コンクール」を指導して入選を重ねた。才知あふれる生徒だった黒沼ユリ子くんとの縁はそのときに始まる。副業にイラストを描きはじめ、68年独立。