ドナウ民話集
パウル・ツァウネルト[編] 小谷裕幸[訳]
ドナウ川流域の民話 ― 初の集大成 民話は、国家なり、民族なり、種族なり、ある人間集団の中で、作者が特定されない形で作られ、語られ、伝えられる。一つの民話にも百を越える文化の流れが見出される…。本書は、ドイツ東南部に源を発するドナウ川流域に取材し、民話研究の第一人者、パウル・ツァウネルトによって編まれた100編の伝承説話が、初めて集大成として邦訳されたものである。 |
<編者・訳者紹介>
パウル・ツァウネルト 編者
1879年、ドイツ生まれ。1959年、逝去。 著書『カール大帝の民衆本』『老フリッツ 民衆譚再話』『市民の詩歌』等。編著『アフリカの民話』『古代インド仏教の民話』『ドイツの民話』『フィンランドとエストニアの民話』『フランスの民話』等。
小谷裕幸(こたに ひろゆき) 訳
1940年、岡山県出身。大阪大学文学部卒。同大学院修士課程修了。鹿児島大学教授を経て同大学名誉教授。独語・独文学、児童文化論専攻。翻訳書『ふしぎなどうぶつえん』『東洋紀行』(1,2,3)等。
2016年7月21日