泣くのはあした ─従軍看護婦、九五歳の歩跡
大澤重人 著
看護婦として日本の旧陸軍と中国の八路軍に従軍した一人の女性の波乱万丈の生涯。 生死を分けかねない数々の苦難を強い精神力とユーモアではねのける姿が心に響く。 戦争と人間を考える書 |
<著者紹介>
大澤 重人(おおざわしげと)
1962年、京都府舞鶴市に生まれる。1986年、明治大学政治経済 学部卒業。1986年、毎日新聞社入社。高松支局、大津支局、編 集制作センター副部長、高知支局長、周南支局長などを経て、 2015年5月より編集局編集委員。著書に『心に咲いた花―土佐 からの手紙』(冨山房インターナショナル) 。
泣くのはあした ―従軍看護婦、九五歳の歩跡
定価:1,980円(本体1800円+税)
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- 投稿者
- 80代 女性
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- 私の小学3年の時終戦となりクラスや地区には引き揚げ者が何人もおりました。中には両親を亡くし姉兄だけで日本にたどりついた友、頭を丸坊主にしたまま転入してきた女の子もいおりました。
- 感想
- 戦後中国の内戦に加担させられ帰国がずっと遅れた人たちがいたんですね。取り残された人たちの様子がうかがえる本で、とても興味深く、戦争の罪深さ、人生の極限にいる時の人間性の姿など、いろいろと考えさせられました。地区の婦人部読書会でも回覧して読んでいます。とても良い本で感謝いたします。
- 投稿者
- 70代 女性
- 購入した動機
- 感想
- 見通しのないあまりにも無謀な太平洋戦争だったと改めて実感しました。時代錯誤も甚だしいとおおくの犠牲になられた方の無念を思います。時代の波に翻弄された一人ひとりの物語を残して語り継いでいきたいものです。平和な暮らしへの感謝を忘れない為に!