安さんのカツオ漁
川島 秀一 著
一人の船頭の半生から見たカツオ一本釣り漁 土佐─三陸、震災からの復興を願う強い絆カツオ一本釣り漁─。そこには自然を敬う伝統と日本独特の大切な文化が生きづいている。漁師の力強い日常と苦労を追いながら、激減するカツオ一本釣り漁の姿を浮き彫りにする。貴重な写真 訳100点を掲載 【本書の内容】 Ⅰ 久礼への旅/Ⅱ 絵馬に描かれたカツオ漁/Ⅲ 安さんのカツオ漁―昭和のカツオ漁民俗誌/Ⅳ「餌買日記」に描かれたカツオ漁/Ⅴ 震災年のカツオ漁/Ⅵ カツオ漁の風土と災害/Ⅶ カツオ漁の旅─宮城県/千葉県/東京都/静岡県/三重県/和歌山県/兵庫県/徳島県/高知県/鹿児島/沖縄県…… <川島先生の著書> |
<著者紹介>
川島秀一(かわしま しゅういち)著
1952年生まれ。宮城県気仙沼市出身。法政大学社会学部卒業。博士(文学)。東北大学附属図書館、気仙沼市史編纂室、リアス・アーク美術館、神奈川大学特任教授を経て、現在、東北大学災害科学国際研究所教授。 著書に、『ザシキワラシの見えるとき』(1999)、『憑霊の民俗』(2003)、『魚を狩る民俗』(2011・以上三弥井書店)、『漁撈伝承』(2003)、『カツオ漁』(2005)、『追込漁』(2008・以上法政大学出版局)、『津波のまちに生きて』(2012・冨山房インターナショナル)、編著に山口弥一郎『津浪と村』(2011・三弥井書店) などがある。
安さんのカツオ漁
定価:1,980円(本体1800円+税)
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- 投稿者
- 90代 男性
- 購入した動機
- 私は茂原市で生まれ、育ち、法務省勤務の現役(保護観察官として)時代は、単身赴任で旭川、静岡、岐阜、横浜、栃木等を転々とし、東北だけ生活したことがないので、強く東北に魅かれるものがあります。
- 感想
- 特に勝浦市とは電車で30分弱、七夕飾りなどよく行きますので、本書のようにカツオに関するもの、鮪、魚料理等、大変関心があり、楽しく読ませていただきました。「津波とくじらとペンギンと」「日本捕鯨史」「春を待つ海」「浜の甚兵衛」色々乱読中です。今後もこうした学術書ではなく、ドキュメンタリー的な物語が読みたいです。