わらべうたでゆったり子育て
相京 香代子 深美 馨里 著
はるか昔、教育がごく一部の特権階級のものであった頃、庶民はどのようにして、子どもたちに人として守るべき道、生きる知恵を伝えてきたか。暮らしのなかで繰り返される“わらべうた”こそが、その役目の一端を担ってきた。 “わらべうた”の起源は平安時代後期、庶民の日常会話のなかから派生的に生まれた。日本語の持つアクセントや抑揚によるメロディー、鼓動や歩行するような生命を感じさせるリズム、そして、多くは日常生活を模した単純なしぐさを伴った遊び唄である。だから子どもでも歌いやすく覚えやすい。繰り返し歌い遊んでいるうちに、自然にことばを獲得する力や、暮らしていく上で必要な技を身につける力が養われてゆく。“わらべうた”は子どもたちが心身ともにすこやかに育っていくために必要なすべての要素を備えているのだ。 本書では特に0~2歳までの乳幼児期の〝わらべうた”を中心に紹介し、子育てのもっとも大変な時期を親子で楽しくゆったりと過ごしてもらうことを目的としている。 <本書の内容> |
<著者紹介>
相京 香代子 (あいきょう かよこ)
専門学校で声楽とピアノを学び、1986年から2010年まで幼稚園会場や自宅で、電子オルガンとピアノを指導。コダーイ システムの指導法を茂手木節子氏に学ぶ。2000年より、子育て支援のわらべうた講座や保育士の研修を行っている。あそびの広場「ぽこぺんの会」主宰。
深美 馨里 (ふかみ かおり)
福岡県生まれ。東京女子大学社会学科卒業。出版社勤務をへて編集者、専門学校・国語塾教師のかたわら、児童館でわらべうたあそびを指導。赤ちゃんから小学生までわらべうたあそびや絵本の楽しさを伝え続けている。草志舍、絵本の会主宰。
わらべうたでゆったり子育て
定価:1,320円(本体1200円+税)
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