イワン・クーシャン 著
山本郁子 訳
「おまえは幽霊を信じるか?」

クロアチア児童文学の人気作品、ココと仲間シリーズ。『なぞの少年』に続く第2弾! クロアチアでは小学校5年生向けの学校推薦図書になっており、すでに映画化もされ、人気ますます上昇中です。
ココが引っ越してきた新しい家に「すぐに出ていかないと家族によくないことが起こる」と、脅迫状が届きます。翌日から数々の怪事件が発生! ココは幽霊を目撃する。だれが、何のためにココと家族を脅かしているのか? 仲間と真相に迫ります!

<著者・訳者紹介>
イワン・クーシャン
1933年、サラエボ生まれ。幼少の頃、ザグレブに移り住む。ザグレブ美術大学で絵画を専攻し、学士号、修士号取得。1953年から、多くの新聞や雑誌に短編小説などを掲載。人気を博した児童書が多いが、大人向けの小説や短編小説も著す。文学作品に贈られるさまざまな賞を受賞。ラジオやテレビのドラマ、劇場のための作品も手がける。文学や美術の雑誌の編集、演劇アカデミーの講師も務めるなど、文学、演劇および美術の分野での活躍がめざましい。 2012年11月、逝去。
山本 郁子(やまもと いくこ)訳
東京生まれ。旧ユーゴスラビア、とくにクロアチアとそこの人々に魅せられ、リエカ市に住みつく。リエカ市のための通訳、翻訳をする一方、現地の新聞や雑誌にさまざまな記事を定期的に寄稿。クロアチア・ラジオ第一放送では、「おやすみまえのお話」にシリーズで出演。日本でも、通訳、翻訳に携わる。主な翻訳書は、『ぼくのうちは殺された』(彩流社)、クロアチアの民話『海岸地方の物語』(リエカ市、川崎市共同出版)、『見習い職人フラピッチの旅』(小峰書店)、『海のなかはおおさわぎ』(アダミッチ)『なぞの少年』『昔むかしの物語』(冨山房インターナショナル)ほか。

 

ココと幽霊

定価:1,760円(本体1600円+税)

 

2013年3月1日
ISBN978-4-905194-53-8 C8097