こころには森がある パシュラル先生のはるかな旅
はらだたけひで 絵と文
<内容紹介> はらだたけひで氏の人気の詩画集、パシュラル先生シリーズです。 「わたしたちの こころには森がある」と静かな語りで始まり、パシュラル先生が案内役となり、森の小道をふみ分けて、読者を繊細で美しい世界へいざないます。 主人公のパシュラル先生は、フランスの哲学者ガストン・バシュラールをヒントに生まれた、はらだたけひで氏の心の中に住む住人。ひょっこり現れて氏の話し相手になったり、やさしい夢の世界へいざなってくれます。 人は誰もが何かを抱えて生きています。抱えることが重くなった時、本書を開いてください。そして、パシュラル先生と一緒に旅に出てみましょう。きっと、安らぎや癒しや、あなたの求めるものにめぐり会えることでしょう。美しい絵の中から、やさしく奏でるドビュッシーの音楽が聞こえてくるかもしれません。 |
<著者紹介>
はらだ たけひで
1954年、東京生まれ。1975年、岩波ホールに入社、1978年にグルジア映画『ピロスマニ』(配給は日本海映画)の公開にたずさわる。1989年に初めての創作絵本『パシュラル先生』(産経児童出版文化賞)を発表。第二作『フランチェスコ』でユニセフ=エズラ・ジャック・キーツ国際絵本画家最優秀賞を受賞。以降、パシュラル先生のシリーズのほか、『大きな木の家 わたしのニコ・ピロスマニ』『放浪の画家 ニコ・ピロスマニ ー永遠の憧憬、そして帰還』など。挿画も『十歳のきみへ』『森のおくの小さな物語』(共に冨山房インターナショナル)など多数ある。
こころには森がある パシュラル先生のはるかな旅
定価:1,430円(本体1300円+税)
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2012年8月17日
ISBN978-4-905194-43-9 C0793
- 投稿者
- 男性
- 購入した動機
- 感想
- 2011年3月11日をフクシマで迎えたせいか、パシュラル先生の姿が、心に熱く刻まれことはありません。パシュラル先生のまわりのどれもが、大切極まりない命です。
- 投稿者
- 30代 女性
- 購入した動機
- はらださんの絵と世界観と詩のような言葉が大好きだから、ピロスマニもすえもりブックスで出ていたものも、折に触れ広げて眺めています。
- 感想
- 色が本当に美しいですね、精緻で優雅という言葉が浮かびましたが、手仕事の素晴らしさにため息をつきながら見て、読んで楽しみました。いつの日にか、はらださんのような素敵な絵本を作れる人になりたいと思い、子育てのからわら、絵と詩の勉強を続けています。「こころには森がある」を教科書にしたいと思いました。
- 投稿者
- 50代 女性
- 購入した動機
- かまたみのる氏のブログでこの本を取り上げていて、心がくたびれた時の清涼剤のような本のようなことを書いていらっしゃったので。
- 感想
- とても感動しました。絵本を大人が読んでも最近珍しいことではありません。その数ある絵本の中でも、この本は絵も文も心に沁みていきました。この何年か、環境が変わったり体も病気続きで。負けん気で突っ張っていましたが、たった一冊の本で、呼吸がしやすくなりました。ありがとうございます。
- 投稿者
- 10代 女性
- 購入した動機
- 「パシュラル先生」をもともと知っていて、そのシリーズを集めています。
- 感想
- はらだたけひでさんの紡ぐ柔らかな言葉がやさしくて、素敵なご本だと思いました。見開きで青い大空、満天の空、それを眺めるパシュラル先生を見たとき、涙がでました。ずっと抱えてきた悩みや不安、絶え間ない自己嫌悪から、私たちの中にあるこころの森を写し出すことで救ってくれた絵本です。はらださんの言葉は誰よりも柔らかく、温かく、激しいと思いました。素敵な本をありがとうございます。