あなたは英語で戦えますか(国際英語とは自分英語である)
鈴木孝夫 著
<内容紹介> 国際社会を生き抜くために、ことばこそ武器だ。領土・資源摩擦、農産物を含めた貿易摩擦、さらに合法的調査捕鯨への”海賊まがいの妨害”に至るまで、日本を取り巻く国際環境は日を追って厳しさを増している。 日本が進むべき道は「武力政治」でも「金力政治」でもない、唯一「言力政治」。 日本人の心のしくみを随所にのぞかせつつ、自らの「ことば外交」の実践を披露。「言語戦略」の必要性を強く訴える。 |
<著者紹介>
鈴木孝夫(すずき たかお)
1926年、東京生まれ。慶應義塾大学名誉教授。専門は言語社会学、文化意味論、外国語教育等。慶應義塾大学医学部予科、同大学文学部英文科卒業。慶應義塾大学教授、イリノイ大学、イェール大学教授、フランス高等社会科学研究院客員教授等を歴任。著書に『ことばと文化』『武器としてのことば』『閉された言語・日本語の世界』『人にはどれだけの物が必要か』等多数。震災・原発事故後、2011年6月に緊急出版された『しあわせ節電』(文藝春秋社)は社会的に大きな反響を呼ぶ。2021年2月、逝去。
あなたは英語で戦えますか
(国際英語とは自分英語である)
定価:1,760円(本体1600円+税)
- 投稿者
- 80代 男性
- 購入した動機
- 語学関係の著者には継続的に興味を持つ。読売新聞の広告を見て、書店に注文
- 感想
- 吾が意を得た内容で感激した。私自身は、T.I.T.建築学科出身で、大手ゼネコンの設計部門に身を置き、国内外のプロジェクトを50余年担当した。学生時代から英、仏語に興味を持ち、それなりに努力したが、英語はビジネス英検一級、仏語は旅行できる程度に止まった。ひとつおしいのは、話す方に重点が置かれ過ぎ、一番難しいリスニングについて著者に聴きたい。
- 投稿者
- 70代 男性
- 購入した動機
- 朝日新聞広告
- 感想
- 英単語に誤りがある 即ち、helpの過去完了、過去の形をhelpedとすべきところをhelptとしている。 36ページ 9行目 46ページ 2行目 英語の解説書が英文法を間違えているのは、困る!!
- 投稿者
- 80代 男性
- 購入した動機
- 鈴木孝夫先生の本から学ぶことが多いので。鈴木孝夫Fanです。
- 感想
- 楽しく読みました。素晴らしい。誤印刷を見つけましたので、今後の出版にいかしてください。 参考資料の34ページ3行目 perliminaryはpreliminaryですね。 36ページ9行 helptは、helpedの方が良いのでは。
- 投稿者
- 30代 男性
- 購入した動機
- 鈴木孝夫氏の著書だから
- 感想
- 「しあわせ節電」から次の本が待ちどおしくて、やっと出たので急いで色々な本屋に駆け込んで、やっと日本一大きい本やジュンク堂池袋で手に入れました。仕事柄、英語を教えているため鈴木孝夫さんの考え方を「英語は要らない」「日本人はなぜ英語ができないか」をはじめ、もっともっと吸収したいと思って買いました。さらにいま、渋谷の鈴木孝夫氏の家の近くの学校で英語を教えていることまあり、目黒区のあおば台?の家の近くでのエピソードは大変興味深く読みました。もっともっと本を出して、さらエピソードが書かれたものが読みたいです。 鈴木孝夫さんにはずっとずっと長生きして、もっともっと本を出して、私のような者に知恵や教養を付けて頂けたらとても幸せです。
- 投稿者
- 50代 男性
- 購入した動機
- 英米文学、文化、英語言語学に精通しておられてかつ、国際人としての日本人の人格発露のノウハウを、歴史的知見の考察に基づいて、我々の凡人の英語学習の姿勢と方法をリードしてくださる鈴木孝夫先生の本、10月初旬の朝日新聞の広告で知れば、買わずにいられない。読まずにいられない。
- 感想
- 予想にたがわず、活字を目で追う速さ。ページをめくろうとする速さより、早く早く先へ進みたくて仕方が無く、前のめりに転びそうになるくらい膝を打ち、得心し、興奮し、感動しました。英語を教え、入試として出題し、採点する側の人間も、英語学習、習熟の道を、英米文学、文化を習得しようとする者の英語と、国際人として日本人と日本をリードし、全世界にアピールしようとする者のための英語とを選択できるー両者の英語を「等化」として扱うー道を示し、かつ両社に、基礎として、日本語・日本文化を習得させるー英語教育者に対しても当然の前提条件とさせるー体制ができあがらないものかと思う。最新の学習指導要領を精読してもまだ英米人の英語に媚びている。同様の入試問題がまだまだ多い。
- 投稿者
- 20代 男性
- 購入した動機
- 直接三田で鈴木先生とお会いした際にご紹介いただきました。
- 感想
- 鈴木先生でしか言えないことを、先生でしか表現できない口調で書かれている点は、読んでいて痛快であった。直接、目の前で説得されている感を味わうことができた。あっと言う間に読み終えてしまいました。
- 投稿者
- 70代 男性
- 購入した動機
- 書名に興味を持った。 鈴木孝夫先生の本だから。
- 感想
- 長い間仕事で英語を使い、現在は大学で英会話を教えている者として、目からウロコの落ちる気持ちで拝読しました。学生にはなるべく正しい英語を学びつつ、ブロークンでも良いから自分の意志で発信するように教育します。p20「インディアン」はいわゆる「アメリカインディアン」または、「アメリカ原住民」の意を読者に分からせるように書かれてはいかがと思いますが。。。