放浪の画家 ニコ・ピロスマニ─永遠への憧憬、そして帰還
はらだたけひで 著
<内容紹介> 『百万本のバラ』として加藤登紀子さんの歌で知られる貧しい絵描き・ピロスマニの生涯を書き下ろしたものです。 ピロスマニは日々の糧とひきかえに、店の看板や壁に飾る絵を描き続け、孤独と放浪の人生でしたが、謎に満ちており、多くがあまり知られておりません。絵本作家のはらだ氏は、歳月をかけて、彼の人生と作品を解き明かしました。背景となる故郷グルジアの歴史や風土、生活も紹介しており、興味深く楽しめます。絵は80数点を収録。「グルジアという国の人びとの魂を象徴する絵」といわれるピロスマニの魅力が満載の1冊。 |
<著者紹介>
はらだ たけひで
1954年、東京生まれ。1975年、岩波ホールに入社、1978年にグルジア映画『ピロスマニ』(配給は日本海映画)の公開にたずさわる。1989年に初めての創作絵本『パシュラル先生』(産経児童出版文化賞)を発表。第二作『フランチェスコ』でユニセフ=エズラ・ジャック・キーツ国際絵本画家最優秀賞を受賞。以降、パシュラル先生のシリーズのほか、『大きな木の家 わたしのニコ・ピロスマニ』など。挿画も『十歳のきみへ』『森のおくの小さな物語』など多数ある。