雲岡石窟 仏宇宙
六田 知弘 写真
雲岡(うんこう)石窟は、龍門(りゅうもん)石窟、敦煌(とんこう)・莫高屈(ばくこうくつ)とともに中国三大石窟とされ、仏教美術の至宝として、二〇〇一年には世界文化遺産に登録されました。 日本の仏教のよってくるかたちあるものの淵源を尋ねようとするとき、その仏像群は、飛鳥・白鳳そして天平の仏教美術の源流としても燦然と存在しています。 今回、これまで「祈りの空間、祈りのかたち」をキーワードに世界各地の宗教史跡を撮りつづけてきた写真家・六田知弘氏に、日中の美術史界に信頼の厚い東山健吾先生のご紹介で「雲岡石窟研究院」から撮影許可がおり、従来、あまり紹介されることのなかった西方諸窟を含めその全貌がカメラに収められました。六十数年ぶりに外国人写真家による本格的な撮影の実現をみたのです。 ここに刊行する『雲岡石窟 仏宇宙』は、六田知弘氏の数多くの写真のなかから二百点余を厳選し、最高の技術と最良の用紙の使用など現代印刷の粋を集約して再現したものです。 |
<写真家紹介>
六田 知弘(むた ともひろ)
1956年、奈良県生まれ。写真集に「ひかりの素足ーシェルパ」(I.P.S)、「ポリの肖像」(シングルカット社)、「In Praise of Japanese Beauty」(コエランス)、「ロマネスク 光の聖堂」(淡交社)など。近年の主な個展に「祈りの中世 ロマネスク美術写真展」(国立西洋美術館)、「シトーの光」(繭山龍泉堂)などがある。
雲岡石窟 | 仏宇宙
(うんこうせっくつ ぶつうちゅう)
定価:28,600円(本体26000円+税)
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2010年11月19日
ISBN978-4-902385-98-4 C0015
- 投稿者
- 80代 男性
- 購入した動機
- 感想
- 今まで雲岡石窟に関する本は、昭和54年9月20日発行のNHK取材班著の「雲岡石窟の旅」だけしか持っていなかったので、今回の書籍を購入拝読したが、個々の細かい説明が少なく、写真だけではやはり理解しにくく、期待を大いにそがれた。
- 投稿者
- 女性
- 購入した動機
- 昨年パンフレットをみて、魅かれていましたが、あまりにも高いので迷っておりましたが、結局書店に注文して取り寄せてもらいましdた。
- 感想
- 想像以上に素晴らしい写真なのに驚きました。六田さんの「ロマネスク写真集」も買っておりますが(値段は7000円と随分差があります)独特の視点で雲岡の仏たちを撮っておられて頁をめくるのが怖いような惜しいような変な気持ちになりました。