イワン・クーシャン 著
山本郁子 訳
クロアチアで人気の冒険小説『なぞの少年』は、学校推薦図書にも選ばれており、人気トップテン入りしているほど親しまれているベストセラーです。 日本の少年少女に物語の楽しさを感じてほしいという翻訳者の熱意もあり、翻訳が実現しました。12歳の少年ココが、仲間と一緒に、不可解な行動をとる転入生のなぞに迫ります。次々と驚く事実が解明されていく展開が、まさにミステリーを読むようにわくわくして、楽しむことができます。

【もくじ】
第1章 黒髪の少年
第2章 バルバロッサ作戦
第3章 二つの名前を持つ少年
第4章 土曜の夜のできごと
第5章 緊急着陸
第6章 ガブリッチ先生の秘密
第7章 再会

<著者紹介>
イワン・クーシャン
1933年、サラエボ生まれ。幼少の頃、ザグレブに移り住む。ザグレブ美術大学で絵画を専攻し、学士号、修士号取得。1953年から多くの新聞や雑誌に短編小説などを掲載。人気を博した児童書が多いが、大人向けの小説や短編小説も著す。文学作品に贈られるさまざまな賞を受賞。ラジオやテレビのドラマ、劇場のための作品も手がける。文学や美術の雑誌の編集、演劇アカデミーの講師も務めるなど、文学、演劇および美術の分野での活躍がめざましい。
山本 郁子(やまもと いくこ)

東京生まれ。旧ユーゴスラビア、とくにクロアチアとそこの人々に魅せられ、リエカ市に住みつく。リエカ市のための通訳、翻訳をする一方、現地の新聞や雑誌にさまざまな記事を定期的に寄稿。クロアチア・ラジオ第一放送では、「おやすみまえのお話」にシリーズで出演。日本でも、通訳、翻訳に携わる。主な翻訳書は、『ぼくのうちは殺された』(彩流社)、クロアチアの民話『海岸地方の物語』(リエカ市、川崎市共同出版)、『見習い職人フラピッチの旅』(小峰書店)、『海のなかはおおさわぎ』(アダミッチ)ほか。


なぞの少年

定価:1,760円(本体1600円+税)

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2010年11月7日
ISBN978-4-902385-96-0 C8097