シーラ・マックギル=キャラハン/文
ガナディ・スピリン/絵
もりおか みち/訳
魔女に呪いをかけられ、 白鳥になったリヤ王の4人の子どもたち。 呪いをとくために、クジラや野鳥、 動物たちが奮闘する、愛の物語です。 アイルランド伝説の3大悲劇の1つ 『リヤ王の子どもたち』をベースにした作品。 米国のソサエティ・オブ・イラストレーターズの イラスト部門でゴールドメダルを受賞した細密画のようなイラストが、 物語世界に引き込んでいきます。 中学年から1人で読め、贈り物としても、 また大人のための絵本としてもそばに置いてほしい1冊。

<著者紹介>

シーラ・マックギル=キャラハン/文

イギリスに生まれ、少女時代にアメリカに移住。本書はニューヨークのファー・ロッカウェイで書かれた。”And Still the Turtle Watched” “The Last Snake in Ireland” など、ネイティブ・アメリカンやアイルランドの民話・伝説をもとにした作品も多い。

ガナディ・スピリン/絵

モスクワ近くの小さな町に生まれ、旧ソ連時代から児童書のためにのイラストレーションの傑作を発表しつづけて、世界的に高い評価を受けている。ニューヨークのソサエティ・オブ・イラストレーターズの1993年度ゴールドメダルを受賞した本書をはじめ、多くの作品が数々の国からの賞に輝き、各国での出版があいついでいる。アメリカ、ニュージャージー在住。

もりおか みち/訳
東京に生まれる。出版社勤務を経て翻訳家。訳書に『夏至祭の女王』W・メイン(偕成社)、『私はどこから来たのかー母と娘のユダヤ物語』H・エプスタイン(河出書房新社)、『妖精の騎士タム・リン』S・クーパー(小学館)、『風にのっていったダニーナ』J・ヨーレン(冨山房インターナショナル)ほか。

リヤ王と白鳥になった子どもたち

定価:1,980円(本体1800円+税)

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2010年6月18日
ISBN978-4-902385-92-2 C8797