おなあちゃんー三月十日を忘れない
多田乃 なおこ 著
戦争でみんななくしたけれど、そばにおなあちゃんがいた-。 1945年3月10日未明、 わずか2時間30分あまりの空襲で、8~10万人のいのちが奪われた…。 その東京大空襲を14歳で体験した「私」。 60年間誰にも言えなかった、 男おんなの「おなあちゃん」への胸に迫る想いをつづった感動の実話。 戦争が過去のものとなりつつある今、若い人たちにぜひ読んでもらいたい1冊。 |
おなあちゃん
-三月十日を忘れない
定価:1,540円(本体1400円+税)
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2009年3月10日
ISBN978-4-902385-69-4 C8093
- 投稿者
- 80代 男性
- 購入した動機
- 新聞広告で。南方戦線から復員21年5月焼け野原になった深川本所にもどって驚きました。
- 感想
- 昭和10年前に、東京本所三つ目通り菊川町に数でいたころ、町内で時に見かけた女形の男の人で、当時の世相を 想いました。
- 投稿者
- 50代 男性
- 購入した動機
- 先日、絵本作家で友人の「塚本やすし」さんと御社を訪れた際、いただきました。
- 感想
- 今年もまもなくこの日が来ます。3月10日ー私が久美だ邦越してきて12年。以来、この日の出来事をこの時期になると思いめぐらすおうになりました。私が生まれた昭和40年の、わずか20年前にこの日本、東京の下町でおこったとは、私の息子(主人公と同じ14歳)そしてさらに下の世代にきちんと語り継いでいけるという思いでいます。せっちゃん、そしておなあちゃんと同じ境遇を生きた多くの方々の思いを想像すると、いかにいまの日本、この時代がその方たちの、そして、十万の命を落とされた方たちのお蔭かという事を思わずにはいられません。このような本を出したことに、敬意を表します。
- 投稿者
- 80代 女性
- 購入した動機
- 戦前私は、深川区猿江に住んでいました。我が家の前の家へおなあちゃんがモノを頂きに入ってくるのを見ていました私としては、本当に身につまされて娘に本を取り寄せてもらい一気に読み、おなあちゃんの優しさに涙しました。東側小学校を卒業した私として、本当に嬉しく思いました。
- 感想
- 作者の気持ちが本当ににじみ出て感心させられましたが、何あ終わりのおなあちあんがどうなったかわからず、淋しく思いました。また、このような感動する本を読みたいと思います。追伸 私も3月10日は20才の春、現実に空襲を経験し、九死に一生を受けた者として、本当に身につまされました。本の通りです。良く覚えていてくれたと感謝いたしました。
- 投稿者
- 80代 男性
- 購入した動機
- 昭和20年3月10日の東京空襲の猛火の中を逃げに逃げて、500人の人を助けた経験があるおで、こういう本に会うと読まずにはいられません。
- 感想
- せっちゃんはぼくより4歳年下。そのせっちゃんが3年前に亡くなったということは、76歳で亡くなったということであろうか。戦中、戦後のどん底の暮らしを潜り抜け、敗戦後の明るい光を浴び、どうやら生きる希望をつかみかける。この物語にほっとすると共に、どん底時代の接チャンの救世主であったおなあちゃんとの再会が絶望的な様相で描かれ、せっちゃんはそこから逃げ出してしまうのだが、さらに後年においてもおなあちゃんに対する救いの手を差し伸べられなかったのであろうか。おなあちゃんの特異なキャラクターと相まって、さらに劇的な展開が予想されてならないが・・・。フィクションでも良いから「おなあちゃん後日談」を書けないものであろうか。
- 投稿者
- 女性
- 購入した動機
- おそらく出版当初の新聞広告を見て
- 感想
- 戦争中の事を知っている人がだんだんいなくなります。疎開していた人も多かったでしょう。この近くでも機銃掃射はあったそうです。焼夷弾はずっと遠くです。忘れてはいけない事、語り継がなければいけない事があります。せっちゃんと別れてから、おなあちゃんに何があったのでしょうか。おなあちゃんはよしこちゃんの食べ物を探していたのでしょうか。よしこちゃんののお母さんは放心状態から抜け出せたのでしょうか。せっちゃんの髪を刈ってくれた人、お堂に誘ってくれた人。みんな自分の事で精一杯かと思えば、心を寄せ合い助け合っていたのですね。まんじゅう売りでの一団の中によしこちゃんもいたのでしょうか。みんなみんな幸せになっていますように祈らずにはいられません。せっちゃんはきっと天国であなあちゃんに、ありがとうと、ごめんなさいを言えたでしょう。
- 投稿者
- 男性
- 購入した動機
- 2014年3月 日本ではこの本を読まなくてはいけないのでは。。。。
- 感想
- このような本を私たちのために今後も是非出版してください。よろしくお願いします。
- 投稿者
- 60代 女性
- 購入した動機
- いただきました。
- 感想
- 優しい読みやすい文体でした。
- 投稿者
- 70代 女性
- 購入した動機
- 昔の本所区震災記念堂の近くに住んで半世紀。人生の終りに来て、今更「空襲の話」なんて気が思いと思いつつも懐かしい都電の表紙に誘われて。。。
- 感想
- 昭和五年生まれの私は十五歳の夏、終戦間際、新潟県長岡市で空襲にあいました。もとより穀倉地帯の地方都市、大都市の惨状とは比べものにならないが、B29の轟音、迫る炎のカーテン、焼け跡の匂い、忘れようのない喪失感、無力感。今暖衣飽食、安穏な日々に惰眠を貪る白髪の老婆の心を激しく切なく、揺する素晴らしい本を有難うございました。
- 投稿者
- 70代 女性
- 購入した動機
- 「おなあちゃん」という名前を私の母がよく口にしていました。けれども、誰なのか?はたして実在する人物なのかさえわからず、新聞の広告に目が留まり購入いたしました。
- 感想
- 私は昭和20年3月10日は江東区大島に住んでおりました。祖母、父、妹が一緒に暮らしていましたが、あの夜はやはり家族はバラバラになってしまい、私は妹を背負い亀戸駅前で近くにいた大人の方が火の粉を払ってくれたおかげで助かりました。その場所で生きていた方は数人だったと思います。父はドラム缶の水の中に入り助かったとか。。。母と祖母は防空壕に残り、消防団の方に水をかけてもらっていたそうです。祖母は凍え死にました。
- 投稿者
- 60代 女性
- 購入した動機
- 朝日新聞「おなあちゃん」という名を見て、戦前のちょっとして私の隣に借家していたらしいおなあちゃんでは。。。やはりそうでした。母がおなあちゃんとよく言っていたのを思い出し、私は小一頃からと思いますが、現墨田区京橋5丁目(究墨田区柳原)にいらっしゃいました。
- 感想
- いつもとうざん風の着物、なよなよして懐かしく思い出します。私共も事情で転居し、母も亡くなり詳しいことは分かりませんが、その頃は元気にしていたように思います。私も3~4才頃あの空襲にあい、自家のお稲荷社にも焼夷弾が落ち、全てが焼け、戦後また、女の底力、母が事業を再建させ、父の帰りを待って守っていた。本当に痛い気持ち、懐かしい気持ちで読ませていただきました。l
- 投稿者
- 70代 男性
- 購入した動機
- あの3月10日に遭遇した人間にとっては、60数年経った今でも、決して忘れられない事柄です。たまたま新聞の片隅にあった紹介記事を頼りに、買い求めました。
- 感想
- あの大空襲で九死に一生を得た者として、あの時の事が鮮やかに甦りました。しかし、あのころの人が同じ悲惨な境遇に会いながらも、いかに他人に優しかったも、同時に甦りました。今の日本が、個人の利を追いながら、失った物がいかに大きいかを、この本で思い知りました。多くの人々に読んでもらいたい1冊と思います。
- 投稿者
- 80代 女性
- 購入した動機
- 本の名前をみて妹が買い、私にまわしてくれました。
- 感想
- 私共は作者さおこさんの近くで生まれ、20年3月10日の空襲で焼け出されました。おなあちゃんは当時50才くらいかいつも女装で物腰は柔らかく食物を貰いにきていました。妹は家に来られて怖い思いをしたと言っておりますが、私は今でもその姿が目に浮かびんで参ります。空襲に遭って上野に野宿されたとか。私は20年の12月から上野に住んでおり、アメ横の変遷をつぶさに見ております。作者が親戚の人達とおまんじゅうを作ったところは現在の私の家の近くらしく、不思議な縁を感じ一気に読ませていただきました。
- 投稿者
- 60代 男性
- 購入した動機
- 友人にこの本をいただき、詠ませていただきました。当時を思い出し、心が熱くなりました。ありがとうございます。
- 感想
- 私は昭和16年生まれですが、当時疎開先の事は僅かにしか記憶していませんが、買い出し先のまちで機銃掃射を受け、母とはぐれ防空壕に飛び込んだこと。開墾した桑畑に落ちていた銀色のテープを拾ったら大人たちからひどく怒られたこと。父の出征の日に帰還を祈って近所の小川に飼っていた亀を逃がしてやったこと。園小川に東京から持って行った木製のトラックを洗っていたら、糊がはがれてバラバラになって流れてしまったこと。それにしても私は両親に守られ幸せな幼児期を過ごせたことに感謝し、多くの悲しみを覚え、世界平和の努力をするべき事を感じました。
- 投稿者
- 60代 女性
- 購入した動機
- 子ども(孫)へ贈る本を探していたところ、子どもの本棚の中に柔らかい響きの題名にひかれ、「はじめに」を読み、思わず読みたくなりました。
- 感想
- 戦後を少し経験した世代ですが、悲惨な体験はせず、良き時代を登ってゆく時を過ごした身には、余りに克明な空襲、戦争の凄さを改めて感じ取る事ができ、また、人間の強さ、また、誰もが持っている弱さ、どこか棘の刺さった思いを持って生きているのではないか。おなあちゃんは今もどこかで幸せに生きていたらと思わず祈ってしまった本でした。
- 投稿者
- 90代 男性
- 購入した動機
- 感想
- 私が小学生の頃、猿江公園の向かい側に宮内省の貯木場があってm通称木倉と言っていました。講演の手前に一銭で入浴できる風呂があり、私たち悪童共がその風呂の途中等でおなあちゃんに会ったりすると、大島のおなこーなんて言ってからかったりしたものでした。当時おなあちゃんが男なのに女物の着物を着、女性みたいにしなを作って歩いていたので、「おんなおとこ」でおなあちゃんと言っていたのかと思っておりました。この本の原作者「せっちゃん」は健在なのですか。懐かしさでいっぱいです。
- 投稿者
- 70代 女性
- 購入した動機
- 友人からいただきました。
- 感想
- 三月十日に祖母(当時56才) やはり空襲で亡くし、それも同じ深川に住んでおりましたので、特別な思いで読ませていただきました。私は両親、弟、妹と千葉県勝浦に疎開しており、それに7才の時のことで後から色々と知り、その都度平和のありがたさに感謝するばかりです。
- 投稿者
- 60代 女性
- 購入した動機
- プレゼントされて
- 感想
- 上野駅の地下道での話など、身につまされました。どんな時でも戦争は反対!
- 投稿者
- 60代 男性
- 購入した動機
- 感想
- 64才の男性です。小学校4,5,6年と錦糸町に住んでいました。本書の深川や猿江公園あたりの事を、懐かしく読ませていただきました。どんな理由であれ、戦争は嫌です!!
- 投稿者
- 80代 男性
- 購入した動機
- アマゾンで購入 新聞広告を見て、何か魅かれるものを感じました。で、縁だと思います。表紙はとても素敵です。
- 感想
- 私は81才。「おなあちゃん」を読んで、大泣きした。それは、私の81年の人生の中で、私を助けてくださった何人かの「私のおなあちゃん」を強烈に思い出されました。私の記憶の底に、秘かに沈めていた「私のおなあちゃん」が胸いっぱいに音を立てあぶくのように浮かび上がってきました。著者のお母様と同年代をいきた私の少年期は、ほとんど似たような環境、経験をしております。読後感はものすごく辛いのですが、私が「私のおなあちゃん」から頂いた優しさを残り少ない私の人生の中で昇華させてゆきたいと祈願しております。素敵な本を良くぞ出版してくださいました。感謝しております。
- 投稿者
- 60代 男性
- 購入した動機
- 毎日新聞の図書広告欄を見て、気楽な気分で読めるような本のように感じましたので、読んでみたくなり、近くの本屋に取り寄せ依頼し、購入しました。
- 感想
- 総合的に記述させて頂きますと、小生の予想した通り、気楽に読めて遥か昔の戦時中、疎開先での事を想起しながら興味深く時間を忘れて読ませて頂きました。誠に感動的な実話でした。造本にしましても、活字、行間共に適当で読みやすいかった。このおうな類の本(実話録等)を、どんどん発行してください。
- 投稿者
- 70代 女性
- 購入した動機
- 私の弟は20年3月7日に生まれ、母と私と弟を連れて、防空壕避難、火の粉の振る中逃げて助かった。私はその時9才でした。子ども心に怖かった覚えがありますが、どんなことがあったのか知りたくて買いました。
- 感想
- 別にありません。
- 投稿者
- 50代 女性
- 購入した動機
- 東京大空襲の事を書いてある点と、実話なので購入しました。
- 感想
- 亡き実母も東京大空襲を経験していました。深川に住んでいたそうです。若い頃は、思い出すのも辛いのか、余り話してくれませんでした。晩年は認知症のため、内容も支離滅裂でした。本書を読んで、もの凄い経験をしたんだと思いました。
- 投稿者
- 60代 女性
- 購入した動機
- この本は、友人からプレゼントされました。
- 感想
- 私自身は戦後日本の植民地だった北朝鮮から母に連れられて(何の記憶もないのですが)日本に帰国しました。戦争と言うものは、誰をも不幸にするものです。しかし今、一揃いの日本の復興は、日本人がやり遂げたものです。この本によって、この時代を生き抜いた残った人々によって、今の日本があるということを感じました。(ただ現在そのものの日本の姿は、目を覆うばかりですが)嫌なことは、ソフトにオブラートに包まれた様に書かれたことで、大変な経験を読んでいるのに明るい気持ちにさせられました。性同一性障害が、認知されつつある現在と比べた60年前は、どんなであったか想像できないが、その中で、主人公の母親が同じ人間として見ることができる人間であったことが、素晴らしいと感激した。「おなあちゃんって誰?」から読みだし、一気に読み終えました。早速友人人すすめます。
- 投稿者
- 50代 女性
- 購入した動機
- 本当の東京大空襲を知らない私にとって、恐ろしい思いで一杯ですし、今のこの平和が幸せです。主人を先日亡くし辛い毎日の私ですが、頑張ろうと力が湧いてきました。
- 感想
- 特にありません。本はレトロな感じが昔を思い出す。パッケージで懐かしい思いをしている方もたくさんいらっしゃると思います。
- 投稿者
- 70代 男性
- 購入した動機
- 昭和20年3月10日の「東京大空襲」は忘れえぬ思い出です。それから60年近い歳月が過ぎ、世代交代もあり忘れようとしています。それを如実に示されたこの出版を楽しみにしていました。
- 感想
- 私も戦前、戦中、戦後と生きてきた一人ですが、疎開していましたので、当時の東京の様子を子どもの体験から知りたいと思っていました。今回阿部攝子さんの原文をもとに多田乃なおこさんが素晴らしい表現でまとめられ、その感性に感銘を受けています。また挿絵も良いし、漢字にかなをふってあるので読みやすい(子どももよめます)ですね。最後の備藤惠子さんの「あとがきにかえても」で、子から母へのメッセージに涙しました。周囲の人達にもおすすめしたいと思っています。
- 投稿者
- 70代 男性
- 購入した動機
- 書名を見た時、あの人のことだなと思わず買ってしましました。はるか昔の子どもの時に覚えた名前、どういう人だったかは、分からなかったのですが、記憶を醒ましてくれました。しかも、3月10日、同じ経験を持つ後輩として、熱心に読んでしましました。
- 感想
- 本はちょうど良い大きさで、文字も小さくなく読むのに楽でした。
- 投稿者
- 50代 男性
- 購入した動機
- 感動しました。おそらくたぶん。今のこの手の本はそんなにたくさん売れることはないでしょう。 「金持ち〇〇・・・」とか、「幸せを引き寄せるさんか△△△・・・」とか、そんな本ばかりでウンザリするなか、市井の一主婦の手記を書籍化した貴社に敬服と感謝です。
- 感想
- 私は五十も半ばを過ぎた酔っ払いおやじですが、このおなあちゃんのような人間になりたい(なれそうもないけど・・・。) そのために進せねばという気にさせられました。
- 投稿者
- 購入した動機
- 感想
2件の返信
「おなあちゃん」
こちらの本はまだ在庫はあるのでしょうか?
お問い合わせいただき、ありがとうございます。
在庫、ございます。