谷川 健一 著
明治から昭和にかけて日本人としての誇りをつらぬき、独りで学び独自の道を切り開いた6人の巨人。その生き様を描いた『独学のすすめ』。 民俗学の二大巨人、折口信夫と柳田国男。二人を最も近い場所から見続けた池田弥三郎氏との、池田氏が亡くなる2年前に行われた対談『柳田国男と折口信夫』。 上記2作品に加えて、折口信夫について書かれた15の短編を収録。

【 内容 】
独学のすすめ
南方熊楠 柳田国男 折口信夫 吉田東伍 中村十作 笹森儀助 生きた学問とは何か

折口信夫
折口信夫再考 折口の「他者」としての柳田 辺境の神話学 常世の思想 折口信夫と南島 折口信夫における「狂気」 折口信夫の他界観 孤独の実相 最後の一首 など

柳田国男と折口信夫
池田弥三郎と著者との対談

<著者紹介>
谷川健一(たにがわ けんいち)
1921年、熊本県水俣市生まれ。東京大学文学部卒業。 『風土記日本』『日本残酷物語』、雑誌「太陽」の初代編集長を経て、文筆活動に入る。『南東文学発生論』で芸術選奨文部大臣賞・第2回南方熊楠賞受賞。『海霊・水の女』で短歌研究賞受賞。1981年以来、日本地名研究所所長として現在に至る。文化功労者。2013年、逝去。

谷川健一全集
第19巻 人物二
独学のすすめ 折口信夫 柳田国男と折口信夫

定価:7,150円(本体6500円+税)

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2008年3月29日
ISBN978-4-902385-54-0 C0339