どろぼうがないた
丘の上にひとり住むどろぼうは、ある晩小さな箱を盗んだ。 中に入っていたのは、小さな鉢植え。 次の日小さな芽が出て、日に日に大きくなっていく。やがてどろぼうのこころに変化がおこった。 「たからものや ほうせきなんて、 もういらない。」 そんなある日、戦争が起こった・・・。 |
<著者・挿画紹介>
杉川 としひろ(すぎかわ としひろ)作
1975年鳥取県生まれ。保育士として5年間、現場で子どもたちと触れ合いながら、オリジナルのあそび歌を制作。現在は「ウタイグミ」としてソロ活動もおこなっている。
ふくだ じゅんこ 絵
1961年生まれ。グラフィックデザイナーとして活動後、絵本づくりを始める。武井武雄記念日本童画大賞奨励賞受賞(2000年)、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選(2000〜2002年)、ヨゼフ・ヴィルコン記念大分国際絵本原画展佳作受賞(2004年)、第5回ピンポイント絵本コンペにて最優秀賞受賞(2004年)。
- 投稿者
- 女性
- 購入した動機
- 感想
- 娘が結末に悲しみつつ、表紙の絵を見て「どろぼうがまた家を作ったんだ。この花も盗まないで育てたんだよ」と、感受性が育まれていると親として感じました。